照らされた影、ひとりきり。 | NO Honey or Darlin’-net

照らされた影、ひとりきり。

真夜中の路。
澄んだ空気。
街灯もない真っ暗な家の前の路が
途中で急に青く明るくなった。
ふと振り返って空を見上げたら月が居た。
月明かりは冷たいコンクリートに自分を写す。
その影はひとりぼっちだった。
月が照らす美しさを伝えたい。

青く照る路に温かさを。
僕の影に隣り合う誰かを。

空に向かって散文的に笑うよ。
居場所に戻ってきたらぬくい感覚が戻ってきたんだ。